フィナステリドの育毛・発毛効果とデメリット・副作用

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AGAの進行を止める「飲む発毛剤」

飲み薬

 

フィナステリドは、男性型脱毛症(AGA)の進行を止める作用があります。「プロペシア」という商品名で販売されています。

 

目次
  1. フィナステリドがAGAに効く理由
  2. フィナステリドの効果
  3. フィナステリドのデメリット
  4. フィナステリドの副作用
  5. フィナステリドを服用するとPSAの数値が下がる
  6. まとめ

 

フィナステリドがAGAに効く理由

男性型脱毛症(AGA)の原因は、男性ホルモンの「テストステロン」が、還元酵素「U型5αリダクターゼ」によって「ジヒドロテストステロン」(DHT)と呼ばれる悪玉男性ホルモンに変化し、それが毛母細胞にダメージを与えるからです。

 

フィナステリドは、「U型5αリダクターゼ」をブロックし、その働きを抑制する作用があります。それによって、「ジヒドロテストステロン」(DHT)の生成を防ぎ、男性型脱毛症(AGA)による薄毛・抜け毛の進行を食い止めることができるのです。

 

つまり、フィナステリドは、AGA原因物質そのものを作り出さないようにする作用があるので、AGA治療に非常に有効なのです。

 

フィナステリド(プロペシア)は、男性型脱毛症(AGA)の薬です。円形脱毛症など他の脱毛症には使用できません。

 

フィナステリドの効果

フィナステリドを服用すると、通常は3ヵ月くらいで症状の改善が見られ、半年から1年で効果が明らかになります。

 

臨床試験では、7〜8割の方に効果があったとされています。ただし、臨床試験における改善効果であって、本人の満足度は別です。「とてもよくなった」という方は、わずか数%程度とされています。

 

ですから、フィナステリドの効能・効果は、男性型脱毛症(AGA)の進行を遅らせることができる程度と考えた方が良いでしょう。フサフサと髪の毛が生えてくるわけではありません。

 

とはいえ、AGAによる脱毛の進行を「止める」「遅らせる」効果があることは、確認されています。

 

なお、フィナステリドを1年間服用してみても効果が見られない場合は、それ以上続けても効果はほとんど望めないといわれています。フィナステリドが「効く人」と「効かない人」がいるのは、男性ホルモンに対する感受性が関係しているようです。

 

AGAの初期段階で飲み始めるほど効果が現れやすい

フィナステリドの効果は、年齢や薄毛の部位によっても異なります。

 

年配の方よりも20〜40代の若い方、薄毛が始まって間もない方のほうが、効果は現れやすいとされています。

 

一般的にAGA(男性型脱毛症)は、生え際が後退し、頭頂部の薄毛部分が徐々に広がっていきます。前頭部と頭頂部の薄毛部分が「つながってしまった」状態まで進むと、フィナステリドを服用しても、ほとんど効果はないとされています。

 

一般的には「ハミルトン・ノーウッド分類」で「U」〜「X」の人に、フィナステリドが処方されます。それよりも脱毛が進行した人には、あまり効果がないとされています。

 

頭頂部に効果がある

部位別に見ると、頭頂部の脱毛には比較的よく効くのですが、額の生え際の後退には、あまり効果は期待できないとされています。

 

フィナステリドのデメリット

フィナステリドは、ミノキシジルと同じように、服用を中止すると数ヵ月から半年で効果は消失してしまいます。

 

薄毛の進行を止めるという効果を持続させたいなら、フィナステリドを飲み続けなければいけません。健康保険が利きませんから、長い目で見ると相当なコストがかかります。

 

しかもフィナステリドは、医師の診断と処方がなければ購入できません。ミノキシジルなら「リアップ」をドラッグストアなどで購入することもできるのですが、それと比べると面倒です。

 

フィナステリドの副作用

フィナステリドの主な副作用として、一般に「性欲減退」「勃起不全」などがあげられます。ただし、少数例が報告されているだけで、だいたい1%前後。100人に1人くらいの割合です。

 

フィナステリドは、男性ホルモンに直接作用する薬ですが、性欲に関与するテストステロンを減らす作用はありません。理論的には男性機能に支障を来すことはないのですが、少数例ながら副作用の報告があるのも事実です。

 

これは、医師が患者に「まれに、性欲低下や勃起不全が起きることがあります」と副作用を説明するので、暗示的な作用を及ぼしているのではないか、あるいは薄毛・抜け毛のせいで自信を無くしていることが影響しているのではないか、といった見方もあります。

 

デリケートな問題には違いありませんが、フィナステリドの服用を中止すれば、薬の効果は消え、副作用も消失しますから、心配はいりません。

 

なお、使用上の注意事項としては、肝機能障害のある人は慎重な使用が求められます。また、女性や子どもへの使用は禁止されています。

 

特に、妊娠または妊娠の可能性のある女性は、胎児が男の子だった場合、性器が奇形になる恐れがあるので厳禁とされています。奥さんが薄毛を気にしているからといって、自分の薬を安易に渡すようなことは、絶対にしないようにしてください。

 

フィナステリドを服用すると、PSAの数値が下がる

フィナステリドは、もともと前立腺肥大を改善するために開発された薬です。服用した人にヒゲや髪の毛が伸びてくるという多毛の症状が現れたことから、育毛・発毛の薬に転用されました。

 

そのため、フィナステリド(プロペシア)を服用すると、PSAの数値が正常値の半分程度にまで下がります。

PSAは前立腺ガンのマーカーとして用いられます。数値が高くなると前立腺ガンの疑いがあると判断されます。

 

前立腺の機能に問題が起きるわけではありませんが、もし、初期の前立腺ガンになったとしても、PSAの数値が低く出るので、前立腺ガンの兆候を見落とす恐れがあります。

 

ですから、前立腺ガンの腫瘍(しゅよう)マーカー検査を受ける際には、フィナステリドを服用中であることを医師に伝えておく必要があります。

 

クリニックによっては、フィナステリド服用開始前にPSAの数値を確認します。「プロペシア」を個人輸入で購入する場合は、十分注意してください。

 

まとめ

フィナステリド(商品名:プロペシア)は、男性のAGA治療に使われます。ミノキシジルとならび発毛効果が認められている成分です。ただし、効果が現れるまでに数ヵ月程度かかります。効果が現れない人もいます。

 

医師の処方が必要なため、ドラッグストアなどで購入することはできません。個人輸入品を購入することはできますが、リスクが大きすぎます。

 

長期間にわたって飲み続けなければいけないので、副作用のことなどを考えると、医師の診断のもとで、状態を定期的に観察しながら服用することをおすすめします。

 

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