男性型脱毛症(AGA)の3大原因

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男性型脱毛症(AGA)の3大原因

AGAの原因

男性型脱毛症(AGA)の主な原因は「男性ホルモン」「酵素」「遺伝」の3つ。そのため、一般的な育毛剤を使った頭皮ケアでは、AGA対策に効果を望めません。

 

目次
  1. 本来「毛を生やす」男性ホルモンが薄毛を引き起こす
  2. 生え際や頭頂部だけが薄くなるのは?
  3. AGAになる人・ならない人の違い
  4. 「ハゲ」は遺伝する?
  5. まとめ

 

本来「毛を生やす」男性ホルモンが薄毛を引き起こす

テストステロン

男性ホルモンの「テストステロン」には、本来、毛を太くする作用があります。

 

ところが、この男性ホルモンのテストステロンが、ある状況のもとで「悪玉男性ホルモン」に変化し、脱毛作用を引き起こすのです。

 

その変化を引き起こすのが、「5αリダクターゼ」という還元酵素です。この酵素は、毛根の毛乳頭細胞に存在しています。

 

血液中を流れてきたテストステロンは、毛乳頭細胞に入ると、5αリダクターゼによって「ジヒドロテストステロン」(DHT)に変化します。

 

ジヒドロテストステロン(DHT)は、テストステロンよりもホルモンの活性が非常に強く、毛母細胞にダメージを与えてしまいます。その結果、髪の毛が成長できなくなるのです。

 

ジヒドロテストステロン(DHT)は一種の活性型男性ホルモンで、これが男性型脱毛症(AGA)の主要な原因物質とされています。

 

生え際や頭頂部だけが薄くなるのは?

後頭部や側頭部は薄毛にならないのに、前頭部や頭頂部だけが薄毛になるのは、毛乳頭に存在する還元酵素のタイプが異なるからです。

 

還元酵素の5αリダクターゼには、T型とU型があります。T型は全身の毛が生えている部分に広く分布するのに対して、U型は前頭部から頭頂部に集中しています。

 

テストステロンをジヒドロテストステロン(DHT)に変化させるのは、U型の5αリダクターゼです。

 

つまり、額の生え際や頭頂部だけが薄毛になりやすいのは、U型5αリダクターゼが前頭部から頭頂部に存在しているからです。

 

一方、後頭部や側頭部の毛根にはU型5αリダクターゼが存在しないので、ジヒドロテストステロン(DHT)は作られません。前頭部や頭頂部の薄毛が進んでも、側頭部や後頭部の髪の毛が残っているのは、そのためです。

 

AGAになる人・ならない人の違い

若いうちから薄毛になる人がいれば、中高年になっても髪の毛がフサフサしている人もいます。その違いは、U型5αリダクターゼの働きと男性ホルモンに対する感受性が異なるからです。

 

男性ホルモンが働くためには、酵素と男性ホルモンレセプター(受容体)が不可欠です。この2つは、毛乳頭細胞に存在しています。

 

テストステロンが毛乳頭でU型5αリダクターゼと結びつくと、ジヒドロテストステロン(DHT)に変化します。さらに、これが男性ホルモンレセプターと結合すると、脱毛シグナルを発し、毛母細胞の働きを阻害します。

 

なお、ジヒドロテストステロン(DHT)が生成されても、男性ホルモンレセプターがない(男性ホルモンに対する感受性がない)と、その影響は受けません。

 

ですから、U型5αリダクターゼの働きの強い人ほどDHTが作られやすく、さらに男性ホルモンに対する感受性が強い人ほどDHTの影響を受けやすい、つまり男性型脱毛症(AGA)が進行しやすくなるのです。

 

「ハゲ」は遺伝する?

「ハゲは遺伝する」と思い込んでいませんか?

 

それは、半分は正しいのですが、半分は誤解です。「ハゲ」そのものが遺伝することはありません。遺伝するのは「禿げる可能性のある体質」です。

 

たしかに、U型5αリダクターゼの体内分布や、男性ホルモンに対する感受性は、遺伝の影響を受けます。しかし、遺伝により、そういう体質を受け継いでいれば、必ず父親や祖父と同じように禿げるというわけではありません。

 

実際に禿げるかどうかは、遺伝により受け継いだ体質に、薄毛・抜け毛につながる「生活習慣」が合わさった結果によるとされています。

 

まとめ

男性型脱毛症(AGA)を引き起こす主な原因物質は、「ジヒドロテストステロン」(DHT)という強力な「悪玉男性ホルモン」です。これは、男性ホルモンの「テストステロン」と還元酵素の「U型5αリダクターゼ」が結びつくことで作られます。

 

このDHTが男性ホルモンレセプターと結合してはじめて、脱毛シグナルを発し、毛母細胞にダメージを与え、男性型脱毛症(AGA)を進行させます。

 

還元酵素の働きや、男性ホルモンの感受性の強さ(男性ホルモンレセプターの存在)は遺伝します。そのため、薄毛と遺伝は全く無関係ではありません。

 

なお、生え際や頭頂部だけ薄毛が進行するのは、DHTを作り出す還元酵素「U型5αリダクターゼ」が、その部分にだけ存在するからです。

 

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