髪の毛が生える・伸びる仕組みと毛髪の構造

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髪の毛が生える仕組み

髪の毛の構造と髪が生える仕組み

AGA(男性型脱毛症)の原因を理解するには、「髪の毛の構造」や「髪の生える仕組み」を知っておく必要があります。

 

髪の毛は、頭皮を境に呼び方が変わります。頭皮から外に出ている部分を「毛幹」、頭皮の中に埋もれている部分を「毛根」といいます。ふだん「髪の毛」と呼んでいるのは、毛幹部分です。

 

樹木をイメージしてみてください。地上に伸びているのが幹、地面の下に伸びているのが根ですね。それと同じで、頭皮を地面と考えれば、それを境に「毛の幹」と「毛の根」に分かれるのです。

 

毛は根元から伸びます。髪を生やすには、毛根部分が大切な役割を果たします。

 

目次
  1. 毛根の構造と髪が生える仕組み
  2. 毛幹の構造
  3. まとめ

 

毛根の構造

髪の毛の構造

毛根は、「毛包」という皮膚組織で作られた膜に包まれています。「毛包」は「毛穴」と考えると分かりやすいかもしれません。ただし、厳密に言えば、両者は異なります。皮膚表面から見えるのが「毛穴」で、皮下の毛根を包んでいる部分が「毛包」です。

 

毛根の下部は卵形にふくらんでいて「毛球」と呼ばれます。この毛球部が、髪の毛を作り出す工場ともいえる大事な部分です。

 

髪の毛が生える仕組み

毛球の中には「毛母細胞」が詰まっています。この毛母細胞が細胞分裂を繰り返し、髪の毛を成長させます。

 

毛球の底には窪みがあり、その下に「毛乳頭」があります。この毛乳頭を取り囲むように、毛母細胞が分布しています。

 

毛乳頭は頭皮の下の毛細血管とつながっていて、そこから栄養や酸素を取り込み、毛母細胞に補給します。毛乳頭が、毛母細胞に「髪を成長させる」ように指令を出し、指令を受けた毛母細胞が細胞分裂を行い、髪の毛を作り出すのです。

 

男性型脱毛症の場合、毛乳頭細胞の中でAGA原因物質が作られます。すると毛乳頭が、逆に「髪を成長させない」ように指令を出してしまうのです。

 

髪の毛には寿命がある

髪の毛には寿命があり、一定期間で生え替わります。1本の毛髪が生涯伸び続けるわけではありません。

 

ヘアサイクル

 

髪の毛が寿命を迎えるころには、毛球部が毛乳頭から離れ、毛母細胞に栄養分が送られなくなります。髪の成長は止まり、やがて抜け落ちます。毛が抜けるころには、毛包の中で次の新しい毛が生えてくる準備が行われています。

 

髪の毛の寿命は、毛乳頭部に記憶されているといわれます。毛乳頭は、寿命が来た毛根を切り離し、次の新しい毛を作り出す準備を始めるのです。

 

髪の毛が生え替わる周期を毛周期(ヘアサイクル)といいます。

 

ヘアサイクルの「成長期」が短くなると、男性型脱毛症が進行します。「成長期」が短くなるのは、AGA原因物質の影響を受けた毛乳頭が、毛母細胞に「髪を成長させない」よう指令を出すからです。

 

毛幹の構造

毛幹の構造

毛幹は、外側から「毛小皮」「毛皮質」「毛髄質」の3層構造になっています。

 

毛小皮(キューティクル)

毛幹の一番外側の層は「毛小皮」と呼ばれます。いわゆる「キューティクル」です。いくつもの細胞が、魚の鱗のように、びっしりと重なっています。

 

毛小皮(キューティクル)に異常があり、はがれやすくなると、髪の毛の水分を保つことができなくなり、髪のバサつきや枝毛・切れ毛が目立つようになります。内側にある線維細胞(毛皮質)をまとめきれなくなるからです。

 

毛皮質(コルテックス)

毛小皮の下の層は「毛皮質」(コルテックス)と呼ばれます。細い繊維状の細胞の集まりです。この細胞の中にはメラニン色素が含まれていて、髪の毛の色が決まります。

 

毛髄質(メデュラ)

毛幹の中心は「毛髄質」(メデュラ)と呼ばれます。細胞の間にたくさんの空気が含まれ、頭部を直射日光から守る「断熱材」のような働きがあります。うぶ毛や細い毛髪には、毛髄質がほとんどない場合もあります。

 

まとめ

毛根の根元にある毛乳頭と毛母細胞が、「髪を生やす」うえで最も重要な部分です。

 

毛乳頭が毛母細胞に、髪を成長させるように指令を出すと、毛母細胞が分裂を繰り返し、髪を作り出します。

 

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